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仏伊旅行記2005年9月26日-1
2005-09-26 Mon 02:53
*ドゴールで待ち合わせ

AM4:00起床
荷造りをすませ
部屋とお別れ

AM5:20フロントからのコール
階下へ

タクシーが来るまで
フロントのお兄さんとおしゃべり

確認の為伝票の名前を読みながら
「かわいい名前だね」と
フランスでは私の名前のウケが良い
日本人女性の名前としてわりと知られている名前で
どうもその 響き がフランス人にはかわいらしく聞こえるらしい

「日本へ帰るの?」
「今から空港で友達と待ち合わせて、
 南仏へ向かうの」
「いいね南仏」

限られたコトバで
限られた会話
会話と呼べるほどのものではないけれど
コトバを交わすだけで素敵な時間となる

タクシーが到着し空港へ
一人旅でのパリは終了
ホテルを出る瞬間
次のパリを考えた
次 いつ 誰と ここへ来るだろう?
そんなことを思う
今回のやりのこし 宿題
それをクリアするために またいつか
私はまたここに来よう 

空港までのタクシー
夜明け前
薄暗い高速道路を駆け抜け
パリとお別れ

悲しい歌でも流れてきそう
けれど聞こえるのは
車のエンジン音と
外国にいるとは思えないほど
落ち着いた自分の
心の音

空港が見えた
早朝の高速ということもあり
15分ほどで到着

上海からやってくる友達は
エアーフランスの借り入れ路線?に到着する
到着ゲートを確認し
Fゲートにてスタンバイ
いまだに何航空だったのか。。。実はわかっていない。。。

到着はAM6:50
ゲート前で暫く待ち
見上げた電光掲示板には「ARRIVE」の文字
友達に会える!
その気持ちで心躍る

けれど
出てくる人出てくる人を見る限り
どうもアジア系の人が少ない
これは違う便じゃないかな?
20分ほどし もう一度掲示板を見上げる

上海からの到着便の、、、
ゲートが変わっている・・・

あわててFゲートから2Cゲートへ
Fから2A〜2Cゲート 
その距離はけっこうなもの
その間に友達がゲートから出てしまったら!?
そう思うと慌てるどころの騒ぎではなく
小走りでも駆け足でもなく
本気で走るしかない!?

息を切らしてゲートへ到着
深呼吸をして見上げた掲示板
変化はなし
ここにいれば会える そう思う

けれど それでも 友達は出てこない
予定到着時刻から1時間半が経過
その時すでに
AM7:30に乗車予定だった
予約済み 南仏行きのTGVには乗車できなくなっていた 

こういうときの為にと
海外で利用できる携帯電話を借りていた
けれど着信はなし
 (と思っていたのだけれど、後に友達が何度も携帯にかけてくれていたと判明。
  携帯の設定がなんと!?2コールで切れる設定になっており、すぐに留守電に切り替わったとのこと。留守番電話の契約はしておらず説明書にも記載がなかったため、私はその電話にまったく気が付かなかったのです)

予定到着時刻から2時間経過
もう一度電光掲示板を見上げると
到着ゲートがまたも変更。。。
2C→2Aへ

2Aに到着し 掲示板を見上げると
「RETARD」遅れていると
確かに・・・もうかれこれ2時間遅れている
5分ほど待つ
するとアジア系の人が沢山出てきた
今度こそ!と念じる

さらに35分ほど経った
8:40になろうかという頃
ピンクのカーディガン
色白で小柄
他の人よりずっと身軽な感じで
少しあたりを見回している

間違いない
私の友達!

大声で名前を呼び 駆けつける
久しぶり とか 元気にしてた ではなく
「よかったぁ〜 会えた〜」

会えたことがまるで奇跡のように
会えたことに感謝する
そんな喜びが そんな実感が
人生で何回あるかなぁ

とにかく 早速 できる限り早く
南仏へいかなければならない!

なにしろ14時からは
プライベート・ワインツアーが待っているのだから

7:30に乗り遅れたチケットを片手に
TGVの窓口へ向かう

10ほどある窓口はどれも長蛇の列
次に乗るべきは
AEROPORT CDG2 TGV 10:10発
AVIGNON 13:21着のTGV
このTGVに乗れば14:00のワインツアーに
ぎりぎり間に合う予定
乗れなければワインツアーは不可能に

とにかく14:00までにアヴィニョンへ行きたい!

<続きをみる でご覧ください>


仏伊旅行記2005年9月26日-1…の追伸
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仏伊旅行記2005年9月25日
2005-09-25 Sun 00:00
ジベルニー モネの家

今日は午前中を利用し
モネの家とお庭を見学に

Giverny ジベルニーという村
フランス北部のノルマンディー地方
パリから各駅停車に揺られ
乗り継ぎが成功して1時間弱
そこから1時間に1本のバスで15分

たった2日のパリ滞在
半日で何とか観光したい
その思いで思い切った

現地発着 日本語ガイドつき
定期観光バスツアー

これなら半日で観光可能

*今回申し込んだツアー* リンクはコチラ
パリ観光 「モネの家・ジベルニー半日観光」
:今回は午前の出発でしたが、午後発、その他各観光地へのツアーもあります
:今回のツアー内容
 08:30・マイ・バス社出発
 09:45・ジベルニー着 
 10:00・ガイドと共に庭園見学(約1時間)
    ・モネのアトリエ自由見学(20〜30分)
 11:30・ジベルニー出発
 12:30・マイ・バス社前にて解散 
集合場所:パリ・メトロ「ピラミッドPyramides」駅近く「マイ・バス社」前
申込み:インターネットにて事前申込み・事前支払い(振込み)
郵送されるバウチャーを持参し、当日マイ・バス社の受付へ
日本語ガイド付き
料金はHP参照


まずは朝食
昨日は間違えて選んだポット
今日は迷わずコーヒーのポットを手に取る

中庭に敷き詰められた小石
そこに落ちてくる
小雨の雫

しっとりした空気
相変わらず肌寒く
空はどんよりと暗い

お庭見学に行くのに
ついてないなぁと思いながら
温かなコーヒーとバゲットをいただく

何だかこのまま まどろんでいても
有意義な気がしてきた
きっと まだ何日もココにいられるなら
そうしたかもしれない
けれど パリは今日で最後

部屋に戻り
折りたたみ傘とハンドタオルを詰め込んだ
あっという間に乗りなれた
メトロのDaumesnil駅へ向かう

駅近くに
朝市のようなテントが並んでいた
各テントの中に長机がある
背伸びをして覗いてみる

合気流? TEKONDO? JUDO? YOGA?
何だかよくわからないけれど
東洋的 でひとくくり?
そんなチラシが並んでいる
サークルの合同説明会?
そのようなテントだった
それにしても、、合気流って何だ!?

駅について切符を買おうと窓口へ
いやな予感
窓口が真っ暗
朝が早いから?

1台だけたたずむ券売機
これこそいやな予感
フランスでは券売機を使う人がとても少ない
人と人とのやりとりが安心するのか
窓口で買うのがほとんど

効率重視
忙しい日本人の感覚では少し量れない

この券売機を使えるか 
という心配より
この券売機は動くのか
という心配がよぎる

優しそうなおばあちゃんがやってきた
「すみません、この券売機の使い方を教えてください」
そう尋ねてみたが
「私もわからないよ」と
そう言って
その時通りがかった レニー・セルヴィガー似のマダムを呼びとめ
「教えてあげてよ」と言ってくれた

すると
「窓口で買うのよ」と
「窓口に誰も居なくて」と言うと
何で誰もいないのかしらね、と肩をすくめて笑ってくれた
「お金を貸して」と言うとマダムは
券売機のボタンを押し始めた
ただし やはり 
ぎゅっと押して やり直して
少し叩いたりして ちょっと舌打ち
また叩いて 何とか動いた

マダムのおかげで
なんとか切符を手にできた
お礼を言うと
笑顔で答えてくれた

Daumesnil駅から6号線Charles de Gaulle-Etoile行きで2駅目Bercy下車
乗換えで14号線St-Lazare行きに乗り3駅目Pyramides下車

駅から少し歩いて
マイ・バス社の受付へ

小雨は止んでいたけれど
今にも泣き出しそうなグレーの空が
見上げる限り広がっていた

マイ・バス社の前に到着した瞬間
当たり前のことだけれど
日本人がたくさんいるのに驚いた
そして少し後悔。。。

雨降りで
足元が悪く
パリ郊外の田舎へ行き
お庭を見学する
そうは思えない格好の人たちも中にはいた。。。

思い出されたのは
日本における
Y旅行社の日帰りバスツアーの光景
ガイドの劣悪さ
(案内する場所の予備知識0 私はガイドではなく添乗員です!と言い張っていた)
参加者のマナーの悪さ
パリに来てまでそれは、、と不安がよぎる

けれどその不安はあっという間に一蹴

ガイドの女性はとても感じがよく
参加者の方々も静かでマナーがよかった

ガイドの方の計らいで
車も人通りも少ない
休日のパリ市内を
わざわざ気を利かせて走ってくれた

おのぼり観光をしたことがない私
ちょっと感動

バスは
ガイドの方の軽快で品の良い案内と共に
シャンゼリゼや凱旋門を通り過ぎる
歴史や由来
現在のパリの様子など
話は簡潔で楽しく
やわらかく耳に届く

とてもよい機会だった

バスがパリを出て郊外へ入った頃
パリ郊外のお話が始まる
そして
モネの人生
モネの歴史についてのお話が

現地に着いたら
全て自由行動
それを聞いていっそう安心
旗の後ろを着いて歩くことになったら
迷わずバスを降りよう 
そう決めていた

ジベルニー周辺の村は
こぢんまりとしていて美しく
ところどころに見受けられる
要塞の跡など 
ガイドの方に教えられるがまま
窓越しに見物

到着した頃
雨はまだ降る直前

ガイドの方の説明通り
要領よく 午前遅くからのツアー客でごった返す前に
お庭を後回しにして 家から拝見

残念ながらモネの絵は一点もない
ただし
驚くばかりの浮世絵が飾られている
   

仏伊旅行記2005年9月25日…の追伸
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仏伊旅行記2005年9月24日
2005-09-24 Sat 00:00
マレ地区・ピカソ美術館

朝食は7時から
起床は7時30分

ルームナンバー102号室から
8時すぎに食堂へ
 *日本で言う2階がフランスでは1階にあたる
人はまばら
クロワッサン バゲット ヨーグルト チーズ 
朝の定番が並ぶ
ジャムはアプリコット ブルーベリー オレンジ ストロベリー
ポットは3つ
透明ポットに入ったホットミルク
残りの二つはコーヒーとホットティー用のお湯
どちらがそれにあたるかはどこにも書いていない

コーヒーが飲みたい!
念じて選んだポットはお湯
1杯目は紅茶に決定。。。

うす曇の朝
空気が凛としている
少し肌寒く 半袖の上にジップアップのニットを羽織る

このニットはラッキーな1枚だった
一枚 新しい羽織ものを持って行きたいなぁ
そう思って
秋物が出だした頃 会社帰りにデパートへ

お気に入りのショップの前で 
まだ棚にも並んでいないそれが目に入った
早速手に取ると 店員さんが
「3時間前に届いたばかりなんです。
前回入荷した分は一日で完売してしまったので 入荷待ちだったんですよ」と

それが例え営業トークであったとしてもかまわない
欲しいと思っていたイメージ 
そのものが商品としてそこにある
そんなことは ほとんどない

偶然は全ての必然か否か そんなことがふと頭を過ぎる

袖付けがとても滑らか
聞いてみると
後付で袖をつけたのではなく 全部立体的に編んで仕上げたのだそう

迷うことなくそのジップアップニットを買った

これを羽織るほどは寒くない気がするけれど
そう思いながら バッグに詰め込んだ

中庭を眺めながら朝食をゆっくりといただく
ニットを持ってきてよかった
肌寒い朝 ちょうどよく 心地いい

いつもと違う土曜
今 ここで 朝食を食べている人は皆
そんな朝を迎えた人たち
イギリス人と思しき初老のご夫婦
フランス人ファミリー
日本人の新婚カップルも一組

いつもと違う土曜
同じ土曜なんて一日たりとてないはずなのに
やっぱり今日はいつもと違う土曜 

今日はとにかく ピカソ美術館へ

3区ピカソ美術館:サレ館(musee Picasso:Hotel Sale)までは
Daumesnil 駅からメトロ8号Balard行きで5つ目Chemin Vert 下車
ピカソ美術館があるマレ地区は
古い建物が建ち並ぶ閑静な住宅街にある
最近はお洒落で個性的なショップが多く
とても注目されている地区

フランスの地下鉄メトロはとてもわかりやすい
均一料金 切符一枚でOK
入場時に改札を通るだけ 出るときは改札がない
ただし検札官が巡回しているので切符は最後まで持っていないといけない
見つかると罰金らしい

標識も簡単でわかりやすい
何号線に乗るかと 何号線のどちら行きか 
そして降りる駅名がわかっていればスイスイ乗降
標識がわかりやすいおかげで乗り換えも簡単

はっきり言って大阪梅田で地下鉄に乗る方が
私にとってははるかに難しい・・・
メトロ以上におろおろしてしまう・・・

駅を出て 少し散歩
土曜朝10時半ということもあって
どこのお店もまだ開いていない
だいたい週末の街が活気付くのはお昼過ぎたあたり
そのくらいでちょうどいい

うろうろしている間に現在地を見失う
わりとよく道に迷う どこにいても
きっと迷うことで見つけられることが多いから
それはきっと人生も一緒

迷うことは大して怖くない
どうすればいいか 考えることも楽しい
そこで見つかるものへの期待も増す
そして最後は 目的地も必ずみつかる
見つけられる そんな自分を信じて

やっと目覚めた太陽が 
古い街並みに日差しを注ぎ込む
アパルトマンの重い扉を開ける音
乳母車を押すおしゃれなお母さんの姿
すれ違うと 
ほのかに香る 
香水の甘い香り

歩いていて楽しい 
そう思える街は素晴らしい

いつか京都の街並も
携帯ショップののぼりや 
 明るすぎるパチンコ店の店構えが消え
歩けば歩くほど 
迷えば迷うほど 
発見 驚き 
感動のある街になりますように
そんなことを思いながら歩いていた

同じような建物が続いているけれど
なんとなくこっち でたどり着いたサレ館
17世紀の館を美術館に改装したもの
建物内を歩くだけでも楽しい

多くの観光客が来館していた
約650円(5.5ユーロ)でピカソの作品を堪能できるとなれば当然のこと
それにしても静か
日本における美術館およびその他催し来館者のマナーの悪さを痛感
観賞すること そして
公共の場であること に対する基本的教育の違いを見せ付けられる

特別ピカソが好きでなくとも
ただ 当たり前のように圧倒される
好む好まざる そんな趣向の問題ではなく
言い表す言葉さえ少なにただ 
すごい 
 と思わされてしまう

時代も 
カテゴリーも 
趣味趣向をも超え
理論や理屈さえも飛び越えて
あぁ すごい と
そしてそれを感じるために 
8年経ってまた来たのだから

「母と子」は常設で展示されているだろうか?

エリック・ロメール監督の「パリのランデブー」という映画で登場する
ピカソの作品

温かな眼差しに見守られ抱かれる子供を描いた絵には
黙っていても出合えるだろう
ピカソのそれは
一見グロテスクにも見えるその色彩と面持ち
少しの緊張感さえ感じられる
やがて離れていく子供の未来を暗示しているかのようであり
それでいて親子であるつながりを感じる不思議な絵

確かにそこにあった

絵と自分

今ここにいる多くの人が
ただそれだけの
時間と空間を 自分のものにしている
静寂 
何よりの贅沢

美術館とカフェを出るときに必ず思うことが一つ
もうこんな時間!?

マレ地区 ショッピング

美術館を出て真っ先のむかったのが
日本人デザイナーのお店 MIKI MIALY
デザインが気に入っていたのでぜひ と思って歩き出す
ピカソ美術館から歩いてすぐのところ

通り過ぎた予感がして 引き返す
今日は土曜日 嫌な予感
黒くて重そうな鉄のシャッター
その間に シックでそれでいて豊かなカラーバリエーションのニットがのぞく
土日定休
フランスじゃあ当たり前

マレ地区を散策しながら
ショッピング
rue de Bretagne をArts et Metiers 駅へ向かって歩く

日本では明治屋独占契約!?となっているコーヒー 
イタリアのラヴァッツァをスーパーで買い込む

COMPROIRS RICHARD という紅茶・コーヒー専門店へ入る
店員さんに「Bonjour madame」と言われ少し喜ぶ
* 後にも先にもmadameといわれたのはこの時だけ。。それはこのお店が少し高級なお店なので一般的にmademoiselle よりmadame 購買層が多いのと、初対面の人にはmadameが無難というセオリーに基づいてのこと。そうわかってはいるもののちょっと嬉しい出来事。

ショーケースに入ったスプーンが目に留まる
おそらくティースプーン
けれど 小さすぎず大きすぎず 
コース用ではない お家使いのデザートスプーンにもなる感じ
単調な銀色でなく深みがあり それでいてカジュアル
均一の厚みでシンプルなつくり

「何かお探しですか?」店員さんが声をかけてきた
「これは銀製品ですか?」

兄夫婦がデザートスプーン&フォークを探していた
お土産にどうかな?

「そう、銀でできています」

兄夫婦は銀製品を望んでいない
やはり銀は手入れをしてこそ良さが増す
使うほどに愛着がわくけれど 一般家庭の食卓向きではない
「このデザインが気に入りました。
 でも、銀ではないものを探しているのですが」
「うちではこれだけですね」

残念 デザインは素敵だけれど諦めよう

お土産に最適な 
お花のCONFIT(ジャムよりライトな感じのものでヨーグルトや紅茶に少し入れると香りと甘さが出ておいしい:店員さんの説明より)
そして紅茶のセットを買った

お店を出て
昼食を食べていないこと
そして 明後日 
空港で落ち合う親友との打ち合わせを思い出す
あわててサンドウィッチを買って近くの公園へ

sq.du temple タンプル公園 
向かいは 3区の区役所のよう
シックで歴史を感じさせる建物はまるで洋館のホテル

ちょっと派手目の花嫁さんと 
かなり派手目 ゴージャスなお友達が出てきて
車に乗り込んでいた

公園のベンチに座り
地図など見ながら サンドをかじりながら 
お昼からの行き先を考える
そして 明後日会える 上海在住の親友へ携帯にて電話
空港での待ち合わせ場所の確認をすませ
久しぶりの再会前 その興奮を伝える
パリ・3区の公園から

<まだまだ続きます お時間のある方は続きをご覧ください>
仏伊旅行記2005年9月24日…の追伸
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仏伊旅行記 2005年9月23日
2005-09-23 Fri 00:00
荷造り

荷造りを始めたのは出発の5時間前
何を詰めるか 戸惑ってしまった午前0時
日付が変わるその前に やっと取り掛かることができて一安心

ほんの3,4時間前までは職場にいて
これから10日間は国を超える
たった「10日間」なのに それはいつもと違う

何を持っていくかではなく どんな気持ちを持っていくのか
そんなことで荷物を選んだり選べなかったり
結局荷物は恐ろしいほどコンパクトに
気持ちだけいっぱい詰め込んで
キャリーバックの鍵をかけた

関空行きシャトルバスの迎えは午前5時
手配したエアーチケットは関空発9:40のソウル行き

出発日が込み合っていてなかなかとれなかった チケット
何とか北周り直行便に限りなく近いチケットがとれた 幸運

嘘か本当かわからないけれど 
「偶然あいた1席」
その響きが好き

学生の頃は南回り 格安航空券で大満足
有り余る時間 行ったことのない場所へ行く好奇心
それがあればよかった 

最近はしばしば「時間をお金で買う」
そんな選択をする瞬間に遭遇する
落胆する瞬間じゃない
楽しみ方は幾通りもある
いつも同じじゃつまらないから
自分の環境や状況の変化によって 
同じことも違う楽しみ方をすればいい そう思う

8年前
気が付けばちょうど同じ月 フランスに居た
今頃とれた遅かりし夏休みが そんな偶然を運んでくれた

前回は1ヶ月間 バックパッカー
今回は10日間 以前より少しだけお金をかけられるフリープラン
そして+αイタリア付き

今なら日本にいて 机に向かい パソコンを開き
24時間世界と交信
いつでも手配できる沢山のことがある

前回はそれら全てを現地で即日行っていた
行き当たりばったり

今回は「10日間」を満喫するために
日本にいて 机に向かって 
できることは全てやっておこうと効率重視
例えばエアーチケットの手配 ホテルの予約 鉄道の予約などなど

「いまどき選べないなんて」
というTVCMのコピーがあったけれど
比較検討して選択できる それがいまや当たり前
それは遠いヨーロッパのホテルでも鉄道でも 同じ

良い時代に社会人になったなぁと思う
今学生でこれが当たり前 だったなら
情報過多で何だか興ざめ
頭でっかち用意周到で乗り込んでいくだけで もはや何かを失っているかも
予備知識も 理論も理屈も持たずに
そこに行って初めて知る驚き 
それはまるで オーケストラの演奏を生で聴く幸せに似て 
想像できていないからこそ 
感動的

 荷造りを始めた頃
母親が今にも寝そうな顔つきで
「多分起きられないので いってらっしゃい」
 とパジャマ姿で笑って言った
「それは起きられないというより 起きるつもりがないということでは?」
 と意地悪く言うと正直に
「そうそう」
 とまた笑った

荷造りはそこそこで終了
シャトルバスと飛行機でたっぷり眠るため
仕事の事などを考えながら眠らずに横になる

目覚め!?は突然
父親自身が旅行に行くのか!?
 と思うくらい早起きをして起こしに来てくれた
パジャマ姿に寝癖たっぷり
そんな姿でもシャトルバスまで見送りに

どこに行く時も 
彼はたいていそうしてくれる
だからいつも
もう戻ってこられなくてもよいと思ってしまう

彼も私もよくわかっている
人は突然いなくなるということを
大げさに言うと
生きていないと明日は会えないということを
 
*一日分ですがまだまだ続きます お時間のある方のみ続きをご覧ください
仏伊旅行記 2005年9月23日…の追伸
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ワンダフルライフ
2005-09-22 Thu 23:14
ワンダフルライフ

「あなたの人生の中から
大切な思い出を
ひとつだけ 選んでください」

あなたが亡くなったとして
天国の入り口があったとして
そこでそう告げられたら
あなたは何を選びますか?

天国の入り口にいるスタッフが
選んだその思い出を
再現ドラマにして上映してくれます

その思い出は とっておき でないといけない

あなたはそれを観ているトキ
ふっと 幸せな気持ちになって昇華し
それによって天国へと旅立つことができるのです

天国へ行くために
人生で一番 とっておきの 思い出を
見つけないといけない
それが 最後のシゴトなのです

天国までの7日間
その間に できる 最後のシゴト

天国の入り口は
間の場所
生きている世界と天国との中間地点
振り返り 悩み 思い出に浸ることのできる
最後の場所

この映画を観ている間
瞬きするたび まぶたの奥に
少し青いある場所とその記憶がちらついて離れなかった
そうか 私にとって今はこれが
とっておき なんだなぁ、と思った

そういう思い出があったのだなぁと
嬉しく思えた

けれど 思い出は積み重なる
また 違う景色を選ぶかもしれない
その瞬間に 年を重ねた分だけの人生のページをめくって
また 違う思い出をみつけるかもしれない

不思議な映画だった

舞台が天国の入り口なのに
宗教的な香りがまったくしない
一部 ノンフィクションが交錯し
リアリティすら感じられる

思い出を選んでいく過程を
その人の
人生の振り返りを通して垣間見る

モノにあふれ
記憶にあふれ
喜怒哀楽にあふれた人生で
たった一つは難しい

けれど 
その一つは 間違いなく 
思い出として風化せず生き生きと輝いてはいないか

新鮮な思い出 そういうものがあるような気がした



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MA FEMME EST UNE ACTRICE僕の妻はシャルロットゲンズブール
2005-09-18 Sun 22:10
MA FEMME EST UNE ACTRICE
僕の妻はシャルロットゲンズブール

先日
鞄を買った

鞄はほとんど友達に近い

私の中にあるいろんなことを
ぎゅっ と詰め込んで
いつでもそばにいるから

読みかけの本
通勤の定期
どうしても入れておかないと気が気じゃないミニ裁縫セット
一枚は自分用
一枚は誰かが何かをこぼしたとき用のハンカチ
お気に入りのシルバーのボールペン
お財布の中には祖父のお姉さんが病院でつぶやいたオマジナイの写し
などなど

靴や鞄のマニアほど
たくさんのアイテムはないし
LVロゴの鞄は一つもない

けれど流行のバッグにだって興味深々
クロエの鞄も
バレンシアガのエディターズバッグも
トッズもロエベもバリーのバッグも
全部魅力的

ブランドにはブランドたる理由がそこにあって
高いから良いのでも 
有名だから良いのでもなく
デザイン 質 センスがそのブランドのブランド力を構築していて
それら技術の凝縮だからこそ
素晴らしい

いろんな意味で上等だから高い 
いいものはいい
そう思う

鞄は友達
だから
納得して長く付き合えるものがいいと思う

私の中の購入お約束

自分の手が届く範囲で
ちょっとだけ無理をして買うことにしている

つまり
う〜ん、、、今日これを買うと今月は、来月は大丈夫なのか!?と
必ず一旦不安になり
その鞄のことを考えながらふらっとその辺を歩いてみて
誰かに相談したくなり
ちょっともどかしくなって
諦めがつかないくらいのものであれば
買い!

そして買って帰った時は
間違っても高い買い物をしたと悟られないように
何故か袋を後ろでにもって部屋へ直行
ただいまー の声だけ余韻で残す

鞄を買ったことは暫くして
それは見たことないなぁ〜 と思われているであろう瞬間
家族のその視線に気が付いたとき
タイミングをはかって
「こないだ買ったの」と打ち明ける

冷静に考えて 
そんなに高い買い物だったかな??と振り返って
そうでもないか、と思った瞬間
鞄は友達

ややこしいプロセスをふんでいる、、、

フランスの映画を観ていると
本当にお洒落だなぁと思うことばかり

着飾っていてそうなのではなく
さりげなく かっこよくて
そこはかとなく 美しい

一人一人 スタイルがあり
ちょうど映画を1本観終わった後にそれが個性として印象付けられる感じ

個性って
そうあるべきじゃないかな?
見るからに とか あからさまに ではなく
感じられるものとして
あるべきじゃないかな?って

「僕の妻はシャルロットゲンズブール」
まず シャルロットゲンズブールを知らないと
120%は楽しめない作品
そう、シャルロットゲンズブールは架空の人物ではない

私のいとこ(ちなみに男性)に似ているシャルロットは
フランスなら知らない人はいない女優

シャルロットの父親は
セルジュ・ゲンズブールというシャンソン歌手
シャルロットの母親は
女優のジェーン・バーキン(エルメスのバーキンは彼女の為に作られた)

シャルロットは子役としてデビューし
今や一児の母親
夫はこの映画を監督し共演もしている俳優のイヴァン・アタル

つまり 
「僕の妻はシャルロットゲンズブール」はドキュメンタリーさながら!?
シャルロットという有名人の妻を持つ
夫の苦悩を
実生活のパートナーであるイヴァンがそのまま夫様役で登場
その生活をコミカルに描いているのだから

印象的なのはシャルロットのトレンチコート
彼女はどちらかというとスレンダーでマニッシュな感じのする女優
無造作にまとめた髪に
丈の長いトレンチコートがとにかく素敵!!

何だかとても愛着があるかのように
その人になじんでいる
それでいて素敵!と印象づく

何かを買うときはいつもコレを目指したい
実はこれを目指すとエコロジー
人は安いとか たやすい と思っていると
ぞんざいに扱い その価値を見出せないもの

自分がその価値に見合い
その価値が自分になじむ

そんな モノ との関係が
センスや個性に繋がれば
不必要な浪費や消費の連鎖はなくなるとそう信じて

とはいえ100円均一ショップの品揃えは生活にかかせない。。

そんな選べる時代だからこそ
選ぶためのセンスが問われている時代なのではないかと
そう思う




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VENUS BEAUTE (INSTITUT) エステサロン ヴィーナス・ビューティー
2005-09-17 Sat 23:01
VENUS BEAUTE (INSTITUT) エステサロン ヴィーナス・ビューティー

人が何かに臆病になる時
そこには理由がある

その理由は心の傷ではない
その理由は人生の痛手ではない

人生に投げかけられた
深くて大きいインパクト
衝撃の続き
そのせいで

臆病にならないために
その理由を克服しないの?
理由がわかっているなら簡単でしょう?

その問いかけにはたいてい答えられない

察してもらえる限り
黙して語らず
察してもらえるのであれば
説明しないでい続けたい

何だかそうすることしかできなくて

でも人はいつか語りだす
ずっと黙っていることなんてできない生き物だから

扉を開くための鍵を持った
誰か か 何か が必ずやって来る
そうしたらきっと
自身にとって大きな一歩を踏み出すのだろう

ヴィーナス・ビューティー
この映画がフランスで100万人を動員した

主人公のアンジェルを演じるナタリー・バイの素晴らしい演技!
それは
フランソワ・オゾン監督の「まぼろし」で
シャーロット・ランプリングが魅せた演技、
または
ミヒャエル・ハネケ監督「ピアニスト」でのイザベル・ユペールの怪演と同じく、
繊細かつ大胆にして秀逸。

この作品によって観客は 察する力 を試される
ナタリー・バイはその演技によって多くを語ってくれるけれども
セリフというコトバによって説明されることは少ない

アメリに出演する前のオドレイ・トトゥが出演していて
エステサロンのお話だと
ポップなイメージで作品を捉えると拍子抜け

主人公は40歳独身エステティシャン 
働く独身女性の孤独?
愛することに疲れた 愛されない女性の悲哀?
過去に傷を持った女性の恋愛の難しさ?
そんなふうに読み取ってしまったら 興ざめ

100万人の拍手はきっと、
ナタリー・バイ演じるアンジェルという女性の持つ
偽りのない優しさ 
溢れんばかりの愛情 に贈られたのだと思う

エステサロンにやって来る数々の個性的な顧客
誰もが愛すべき人たち
一人一人の愛情の深さや慈愛に満ちた心
それらが集まったとき
本当の癒しの空間が生まれるのだと思う

そうか、、、
まるで美輪明宏の世界じゃないか!?







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La Ville LOUVRE パリ・ルーヴル美術館の秘密
2005-09-12 Mon 22:53
La Ville LOUVRE パリ・ルーヴル美術館の秘密
 世界最大の美術館 その舞台裏へ

人だかりの中で微笑むモナ・リザより
人々の羨望の先にたたずむミロのヴィーナスより

目を閉じて浮かんでくる
たった一つの像

ルーヴル美術館に行って
それに出会えたことが
今となっても喜び

サモトラケのニケ
頭と両腕のない勝利の女神

圧倒的な存在感をもって
二階へとあがるフロアに位置し
見上げる視線の先に翼が見える

頭と両腕全てが揃っていたならば
これほどまでに人の想像力をかきたてたりしなかったろう
私にはまるでその未完成な女神が
とても人に近しく思える

-自然は完全なものだが
人間は決して完全ではない
完全なアリ 完全なハチは存在するが
人間は永遠に未完のままである
人間は未完の動物であるのみならず
未完の人間でもある
他の生き物と人間を分かつもの
それはこの救いがたい不完全さにほかならない
人間は自らを完全さへと高めようとして
創造者となる
そして この救いがたい不完全さゆえに
永遠に未完の存在として
学び
成長していくことができる-
 ERIC HOFFER〜魂の錬金術 より〜

ルーヴル そして サモトラケのニケを思い出すと
私の頭に浮かぶ三文字
「未完成」
それが とても気持ちのいいコトバで
「未熟」とは違う意味あいとしてココロにとまる

ルーヴル美術館はどうだった?としきりに聞かれた
フランス料理のフルコースに例えてこう回答

-食べる前は
その美しさ ボリューム そしてお味
どれをとっても楽しみで
その高級感 その優越感 
どれをとっても最高の贅沢
そんな気がしていた

一口に入れる
食べたことのない味!
えもいわれぬ美味しさ!
次々に口に運ぶ
やっぱりおいしい!
けれど 待てよ?
少しお腹が膨れてきた頃
食べられないわけじゃないけれど 
 なんだか もうごちそうさまをしたい気分
おいしいんだけれど 
 なんだか もう 口の中がこってりしてきた感じ

バターが多いのかしら?
どうしてかしら?
と思っているうちに
どれがデザートだったかもわからず 食事は終了

感想は一言 
何だかよくわからなくなったけどすごかった!
きっとまた食べたい!

けれど今度は前菜だけ
次はメインだけ 
そんなふうに少しずついただきたい

それが一番おいしくいただけそう
贅沢だけれどそんな気がしたよ、と-

ルーヴル美術館はとってもフルコースな!?美術館
そんな感じ

*もともと敬虔なキリスト教徒ではない多くの日本人にとって、
古典的な宗教画の数に圧倒される、そんな空間が多いです。ですので日本人にはオルセー美術館の方が親しみやすいと思われます。(エジプトやギリシャの展示は別として)

そしてそのルーヴルの裏側を紹介した作品が
パリ・ルーヴル美術館の秘密

ルーヴルを支える裏方の仕事
その全てがドキュメンタリーで紹介されている作品

個性的な学芸員
手際のいいカフェのスタッフに
制服をデザインする一流デザイナー
ルーヴルの内の事務所を走り抜けるローラースケートのメール配達人
修復人の風景
彼らと彼らの仕事に焦点が当てられている

そこには私たちの知らない
巨大美術館の裏側がぎっしり!

何十メートルもの絵画を運ぶその作業
なんと大掛かりなこと!
その彫像、どうやってその部屋に運んだの?
その地下室 どこに繋がっているの?
秘密の階段、秘密の通路、秘密の扉。
とにかく秘密がいっぱい!

さらにその秘密の裏側にあるのは
「自分たち一人一人がルーヴルを支えているんだ」という裏方の誇り

世界最大の美術館という職場は
完成のない果てしない仕事の宝庫
そこに携わる人々の姿が
いとおしくなるようなドキュメンタリー

この美術館は生きていて
いつまでも未完成
サモトラケのニケのように
そんなふうにさえ思えてくる ドキュメンタリー




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CONTE D'AUTOMNE 恋の秋
2005-09-11 Sun 23:46
フランス リヨン以南のローヌ川流域
ワインの産地コート・デュ・ローヌ
 
主人公のマガリ 
手間のかかる有機農法で
懸命に良いワインを生産するワイン醸造家
色黒で働き者

マガリの親友イザベル
書店経営者のインテリ
マガリに内緒で彼女の結婚相手を探している
新聞広告に恋人募集の記事を出し
第一審査を勝手に引き受け行動中
そこからお話はスタート

↓続きは追伸でご覧ください
CONTE D'AUTOMNE 恋の秋…の追伸
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With Honors きっと忘れない
2005-09-07 Wed 22:57
With Honors きっと忘れない
 学生の頃を過ぎて

大学生から社会人になる
その瞬間

その
独特の瞬間

根拠のない自信に満ち溢れ
何でもできそうな気持ちを心に詰め込んで
時々 不安
でも すぐに楽観
繰り返し繰り返し

思い描くことがたやすかった
何だか永遠にも思えるような時間があった
これから と言うコトバが
可能性 というコトバと同じ意味を持って
そこにあるような気がしていた

社会人になって
たくさん恥をかいて
たくさん失敗して
たくさん たくさん 辛いな と思うことがあった

厳密にいうと!?
20代の失敗は失敗じゃないらしい
誰かがそう言っていた
できる失敗枠を存分に持っているってことかな?
その枠、余すところなく使い切って
本当によかった

社会人の憂鬱にスカートの裾 踏まれている人がいるとしたなら
こう伝えたい
踏まれたままでもとにかく一歩

時々スカートが脱げそうになる
そんな恥も抱えながらそれでも進む
それを見せ掛けのプライドで押し込めず
あからさまにしてさえ笑い飛ばし
それでも進む

悲しみをともなって
心が痛むかもしれないけれど
その悲しみが 
いつかの 誰かへの 
優しさや理解にきっと繋がる

今日できなかったことも明日できるかもしれない
今日わからなかったことも明日わかるかもしれない
今日悲しかったことも明日ほんの少し和らぐかもしれない
今日出会えなかった人にも明日出会えるかもしれない

今年できなくても来年
来年できなくても

そう これから というコトバは
今でも私にとって 可能性を示す

with honors
優秀な という意味
卒業の時によく使われるらしい

個性的なハーバードの4人組が
ルームシェアをしながら
卒業していくお話

卒業間近の彼らが
入った大学から出る、という意味での卒業から卒業するお話

導いてくれたのは
ハーヴァード大学の地下で暮らす一人のホームレスのサイモン
(彼はなんと今大問題のアスベストに肺をおかされている!!)

導かれたのは
外交官を目指す苦学生のモンティ
文学青年で学内放送のDJ 部屋で鶏を飼育中?のエヴェレット
医学生でマザコン神経質の ジェフ
慈愛に満ちたキュートな紅一点 コートニー
彼らシェアメイト4人

1軒家をルームシェアする楽しそうな学生生活も
最後にほろっとくる爽やかな後味も
押し付けがましくなく 青春映画

そしてホームレスであるサイモンが
忍び込んだ講義の中
教授に意見するシーン

法律とは憲法とは何か
たった一言 明快な回答がそこに




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THE WINGS of THE DOVE 鳩の翼
2005-09-05 Mon 22:37
THE WINGS of THE DOVE 鳩の翼
 何かに気が付いたとき その人はいない

泣ける映画
というカテゴリーがあるらしい

ビデオレンタルに出かける
確かにそういうコーナーがあった

ある会社に勤めていたとき
イギリス映画と文学が好きだという先輩に出会った
そこでオススメの映画がないかと聞かれ
「鳩の翼」をすすめてみた

わたしにとってその映画は
涙が止まらない映画だから
そんなことを言いながら

けれど彼女は
一粒の涙も出なかった、と

映画はだから面白い
わたしが目を腫らして見た涙色の映画も
別の人の心に そうは映らない

きっとそれでいい
きっとそれがいい

鳩の翼

主人公は3人
情熱的で意志が強い 中流階級の女性 ケイト
貧しいジャーナリストでケイトの恋人 マートン
富豪のアメリカ人女性 ミリー

物語は
没落した中流階級のケイトが恋人と結婚するため
大富豪のミリーに近づき 
愛する人を自らの手によって差し向けることから始まる

英国で「鳩の翼」は無垢を意味する
その翼が 
誰の元で羽ばたいているのか

それはきっと 
観る人によって違うのかもしれない

美しいヴェニスを舞台に
それぞれの運命が動き出す

大切なことに気が付いたとき
それはたいてい 
手の届かない 遠いところにあるもの

その尊さがわからないまま 
過ぎる時が切ない

人は死んでしまう
生まれたときから平等にそう
決まっている

生きているとき
生きていることも 
死ぬことも
忘れながら 生きている

時々
素敵な人がいなくなってしまう映画に はっとする
残された思いに はっとする

もうすぐウェディングドレスを着る予定だった
美しくて聡明な同級生
せめて あの時 駅で見かけたとき
走ってでも近づいて「おめでとう」って言えていれば
それでよかったのかな・・・

大学でゼミの教授だったその人は 
実は母の大学時代の後輩で
私の悲惨な卒論にB+をくれた
今度会ったときは A+の何かでもって・・・

いろんな人が不意にいなくなる

そんな時
その映画を思い出す

そんな心の背景があるからこそ
その映画は私にとって
泣ける映画 

私の心の中にも
泣ける映画のコーナーが 
こうやってできあがっていったのだろう




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Ma vie en rose ぼくのばら色の人生
2005-09-01 Thu 23:00
Ma vie en rose ぼくのばら色の人生
 
毎朝満員のバス
同じバス停から乗る二人組みのサラリーマンに
お決まりのトートバックを持つ もっさりしたサラリーマン
皆 きっと20代
だけど毎日
何故だか
要領よく座っている

満員なのに。。。

人間ウォッチング

なるほど、
かたや
ちゃんと早く降りそうな人の前に立ち尽くし
かたや
優先席に余裕の二人がけ

そんな毎朝の通勤バスで
今朝は一席
二人がけの席が一席だけあいていた

おかしいな?と思いながら
座ってみる

座る直前から周囲の人の視線を感じ
座ってからその理由に気が付く

隣の席の女の子は
知的障害の女の人だった

突然笑い出したり
ずっと呟いていたり
奇声を発したり
挙動不審だったり
時々手があたったり

確かに
その声にびっくりはするけれど
時々 違う意味でハッ とする

彼女は窓の外に向かって手を合わせて
「ありがとう ありがとう」と呟きながら
まるで祈るようなしぐさをする
「大丈夫 大丈夫」と自分に?誰かに? 囁くように
うなづいている

そしてまた 突然 大きくて高い声で笑い出す

正直 強がりとか偽善ではなく
じーんとくることがあって
どう考えても励まされているような気持ちになる

以前
バイクに乗っていて車にひかれたことがあった

大事な試験の前で
じん帯の損傷や 裂傷のことよりも
いろんなことが重なって 
心が何より痛くって

そんなとき
松葉杖をついて 
とぼとぼと
とぼとぼと
本当に そんな感じで歩いていると

いつもバス停でみかけた施設へ通う男の子とすれ違った

彼がひとこと笑顔で
こう 言った
「元気ないなぁ がんばれ がんばれ」

すれ違うその瞬間
立ち止まりもせず 
あいかわらず笑いながら 
日本語とも 何語ともわからない 言葉を発しつつ
まるでそのついでに 
首をかしげ 腕をふりまわしながら

そして そういったあとはすぐに 
また別の言葉を呟いている

ただその一瞬の
その一言が
ココロに ぐっと きて
涙が流れた

だから今朝も
何だか 自然に発せられるその言葉に
すごく励まされているような気がして
私はその
たった一席だけあいた その席が
ラッキーシートに思えて仕方なかった

その人の中に幸せな何かが流れているような
そんな気がしてならなかったから

ぼくのばら色の人生 という映画を思い出す

主人公は7歳の少年
名前はリュドヴィック
彼の夢は
女の子になること

両親は風変わりな息子を理解しようと努力する
けれどどうしても理解できない
家族に亀裂が走り
彼は学校で阻害され
一家は周囲から孤立していく
親は子供を責め 責めきれず 苦悩していく
彼は ただただ 女の子になりたい
そう願っている

深刻な映画だけれど
暗い映画ではない

ただ ぼくのばら色の人生 について
探求するお話なのだから

理解できないことはたくさんある
怖がる必要がなくとも
脅威を感じることがある

でも
その特別な感性が 
まるで
ものすごく満ち足りた世界の一部であるかのように
そこにあって

そこから外へ向かって出た言葉が
気持ちのやわらかいところを
ぎゅ っと握って 温かかったり

いろんな人がいて
いろんな人と関わっている
違うから得られることがたくさんある

その人がどうか、ということよりも
自分の感じ方がどうか、ということで

その一席は
ラッキーシートにはやがわり

あのバスの中で
一番ばら色の気持ちだった会社員は
間違いなく わたし




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