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SAINT-JACQUES... LA MECQUE サン・ジャックへの道
2007-11-07 Wed 21:34

巡礼の道
奥深く 幻想的に観るなら
パウロ・コエーリョの小説
「星の巡礼」が最適

巡礼 は 巡礼じゃなくても
巡礼 が 巡礼であっても
見つける人は見つけ 
感じる人は感じ
出会う人は出会う
それがこういう旅の仕組み 
旅の仕掛け

続きは追伸をご覧ください↓
でも
四国巡礼 お遍路さんの旅路だって
いろいろ

バスツアー or 全工程徒歩制覇 
何年もかけて or 一気に
お遍路さんの衣装に身を包み or 
歩きやすいシューズとウェアに身を包み
お寺の宿坊に泊まる or ホテルに泊まる
夫婦で歩く 一人で歩く 友達と歩く
純然たる巡礼 信仰の元に or
歩くための 健康の為に
何かを成し遂げたいから 何かを見つけたいから
行ってみたいと何気に思ったから
行きたくなかったけど 何かに突き動かされて
などなど

コリーヌ・セロー監督は「女はみんな生きている」で魅せたように
人種の壁も
宗教の壁も
貧富の壁も
家族の争いも
軽やかなステップで見事に越えていく

遺産相続の条件を満たすためだけに集まった兄・弟・妹
その鼻につくケンカ ケンカ ケンカ
金持ちで仕事一辺倒 携帯電話を手放さず
気がつけば妻がアル中 そんな向こう見ずな兄
一度も働いたことがなく 酒びたりの弟
教職についているものの口が悪く 思いやりに欠ける
ヒステリックな妹
そのいがみあいでさえ
辛らつさに耳を傷めているうちに ふっ と越えていく

メッカを目指すと勘違い そう決めて参加した失読症の青年
彼をつれてきたのは
気になる女の子を追っかけて参加した青年のイトコ
アラブ系の彼ら 身なりも装備も軽装で 
経済的に恵まれているとは言えない彼ら
時に肌の色が 時に学力のなさが 
彼らを何気に馬鹿にする材料となる
けれどその 不愉快な差別の様子さえ ふっ と越えていく

加えて
妻が友達と浮気をしそれでも仕事の為に頑張るガイド
病気の為に髪をなくした美しい女性
両親にすすめられ参加した女の子二人

それぞれが抱える問題を
笑い飛ばすわけではなく
お互いの関係が絡みあっていくことで
ふっ と越えてみせる
そして
関わらないことで当たり障りなく 
そう思っているからこそ厄介になっていく人間関係を
きちんと関わることでシンプルになる そう教えてくれる

「女はみんな生きている~原題:カオス~」もそうだったように
ごちゃごちゃしたものが
キレイにほどけていく
引き算がうまくなされた作品
それがこの監督の好きなところ

結局
肌の色が違う?それはそうでしょうね
宗教が違って信じるものが違う
そうでしょうね
仕事が大事 それしか見えない
仕事が大事 それに埋もれてしまっている
仕事が大事 わかってはいるけれど
バランスがあればいいのに そりゃあそうでしょうね
お金があっても お金がなくても
言葉を持っていても 持っていなくても
家族がいても いなくても
年齢や住まいや身体の調子が違っても
そりゃあそうでしょうね と認めさせてくれる

違うことは 面白さも おかしさも
悲しみも 悔しさも 含んでいるけれど
何より 違うことは素晴らしい と
彼女の作品は魅せてくれる

人が人と繋がるのは
心の通いあいあってこそ だから
人種の壁や 貧富の壁じゃなく
心の壁さえ越えられれば 
争いは消え 人生の平和がそれぞれにもたらされる
違いは脅威などにはなり得ない
もっと美しく楽しく愉快なものだと
そう魅せてくれる 

***
巡礼のルートはいくつかあって
この映画ではフランス側からのルートが紹介されています
彼らが歩きながら過ぎる美しい景色も見所
また 彼らが疲労困憊の中で夢とも現実ともとれる
自身の思いが映し出された幻想的な映像も面白かったです
失読症の青年ラムジー君が字を覚えていくさりげなさが好き!
またそれを最後まで見守ったクララの、最初の印象からは想像もできない温かさに感服
歩き出し独特の嫌悪感 疲労
中腹でのけだるいもやもや感
高い山を登りきった爽快感
そういったものを手に入れた作品でした
***

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この記事のコメント
Bonjour!!
笑って笑って...ちょっとホロリとさせられて。。。
最後は皆それぞれの幸せのカタチを見つけ、
またそれぞれの人生を歩いていっているシーンも良かったです!
一緒に私のココロも浄化されたような、そんな気分になれました。
また観たいと思います☆
2007-11-09 Fri 14:53 | URL | 彩 #7CC9bGcc[ 内容変更] | top↑
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