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MATRIMONIO ALL'ITALIANA ああ結婚
2008-02-05 Tue 21:47
ああ結婚aa

シーンはここから
ソフィア・ローレン演じる女性が倒れ
皆が彼女を担ぎ上げベッドへと運ぶシーン
遣いの者が慌てて 
恋人と思しき彼 
マルチェロ・マストロヤンニを呼びに店へ走ると
彼はレジ係りの女性と結婚の打ち合わせ!?


そしてそこから
シーンは回想していく
二人の出会いから今日に至るまでを


↓続きは追伸をご覧ください
娼館で働き始めた少女の
空襲警報が鳴り響く中
防空壕へ行くことができず
怯えながらも部屋で泣いている
その気配に気づいた一人の男性
二人はこうして出会った

彼女は街の人に顔を見られるのを嫌い
館から出ることが出来ない
大丈夫だから行こうと誘う彼
彼女はまだ17歳
怯えるその表情と 頑として館を出ようとしない勝気な性格
彼はたちまち彼女を気に入ってしまう

彼は各地を飛び回る商売人で
次に彼女と出会うのは2年後
彼女は生きる逞しさを備えた立派な女性になっていた
二人はまた気ままな恋人同士に

それでも
娼婦は娼婦
彼は彼女の元に時々戻ってくる
つかの間の恋人同士

彼女が娼館に住まうことを嫌うと彼は家を与える
それでも つかの間はつかの間
歳月を経てもその関係に変わりはなく
彼は彼女に店を任せ
花から花へと渡り歩き甘い蜜を吸う蝶のごとく

母親に紹介してほしいとせがむ彼女を彼は実家に連れて行く
それでも つかの間の幸せはつかの間に過ぎない
認知症の母親の面倒を彼女に任せ
彼はどこかへ出かけ戻ってこない
やがて彼の母は亡くなり葬儀がいとなまれる
世話をし見取った彼女には権利が与えられず
親族の前で姿を見せることすら許されない

あるケンカ
彼女は胸のペンダントを取り出して
そこに入った紙幣を取り出してみせる
日付の入った紙幣
使うことなく肌に着けていた紙幣
それは彼と結ばれた日に彼からもらったお金

観ている者は彼女の言葉にぐっときてしまう

しかし彼女がついた嘘をきっかけに
彼は彼女をついに追い出してしまう
けれど彼女が話したある告白をきっかけに
彼は彼女を追いかけに行く
彼女はこういう
「靴を買った日は覚えていても
 あの夜のことは忘れているのね」
彼はこういう
「かんべんしてくれ。20年だぞ、人間は変わらないか?
 家は建ち街並みは変わる。人間は過去に引きずられる」

「過去だと思うからよ。
 アメリカの摩天楼の中でも人間の営みは変わらない。
 変わるのは人の心ね。どんなに大きな愛情も
 こんなにちっぽけになる」
彼女はこういって立ち去ろうとする。

彼女の心は
出会ったその日から変わらず彼を愛していた
その言葉の裏側にある気持ちが響いて痛い

のらりくらりの彼
詰め寄る彼女
抱き合い愛し合い
何かを確認する彼女に
本当の幸せは訪れるのか
そして彼女にとっての本当の幸せとは

印象的なのは
ソフィア・ローレンが決して泣かないこと
幸せが何かを知っているからこそ
今 幸せじゃないと言って泣ける
自分が泣けないのは当たり前だというその姿

そして
17歳の彼女は子猫のように初々しく
19歳の彼女は堂々とし
娼館での黒のガードル姿はとてつもなくプロの貫禄で
圧倒的なまでのスタイル
もう40歳にもなろうという彼女は
何かに疲れ果て美しさを損ないつつも
新しく光る何かをまだ持っているような
そんな女性の真の美を備えている
その変化と女心を演じきったソフィア・ローレンの素晴らしさ!

一方マルチェロ・マストロヤンニ演じる彼には
もういい加減落ち着きなさいよと
しばしば忠告したくなる
けれど彼もまた憎めない伊達男で
最後には何だか愛着を持って見守ってしまう

悲しみの淵に苛立ちすら覚えそうになる時
くすっと笑えるほどしょうがないなと思えるとき
それらが行き過ぎない手前で互いの要素が交差し
悲劇と喜劇の間をぬって進む物語

ラストシーン
画面正面に向かうソフィア・ローレンの表情と
後ろ側のソファに腰掛こちらを向かないマストロヤンニ
見えない彼の表情がとても気になる私は
やはり女性だからかなと思ったとき
幕が下りる
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