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JE RENTRE A LA MAISON 家路
2008-04-10 Thu 01:49
家路
ieji
 細くて様々な流れの川が
 一つの大河にたどり着いて
 たおやかで豊かな水辺となるような

 生きてきた中で生まれた人生の枝葉が
 一本の大木に総括されていることに
 気がつくその瞬間を観るような

 そんな作品


↓続きは追伸をご覧ください


劇場と映画がその俳優の舞台そのものだった
出たいと思う作品があり
演じたいと思うからこそ
そこに立ち続けてきた
強い信念と共に

町を歩けばサインを求められ
お決まりのカフェには自分の指定席がある
店員との何気ない会話
一杯のコーヒー そして新聞
芝居に邁進する人生のつかの間の休息

妻と娘夫婦が突然の事故死
芝居が終わった舞台そでで聞く訃報
残されたのは自身と忘れ形見の孫

俳優の人生は舞台の上にある
演じること
それが彼の仕事
だから彼は演じ続ける
孫の祖父でもなければ 保護者でもない
俳優として舞台に立ち続ける人生
立ち止まったことなどなかった人生

孫はオーディエンスではない
座席に座って架空の人物の人生を眺めるだけの
傍観者ではありえない
彼の人生にダイレクトに触れ
彼そのものを見つめ
笑いかけ 甘え そして訴えてくる
愛していると

俳優として誰かの人生を歩いてきた
俳優として誰かを演じ続けてきた
それも信念だった
そろそろ信念の終着点を決める時が来た
その瞬間は突然に
けれどたおやかな時間の流れと共に
ラストシーンで見事に訪れる

そして
いつか人は皆
家路に帰る

***

亡き父にありがとうの気持ちを添えて

***

ミシェル・ピコリは・・・
本当に素晴らしい俳優だと思う
昔から観てきたフランス映画の多くに
彼の姿を観てきた
クロード・ソーテ監督の映画
ロミー・シュナイダーとの共演
「昼顔」ではドヌーブと
イオセリアーニの最新作ではおじいさんならぬ
おばあさんに扮していて
最高に幸せな気分へと導いてくれた
どこにもいない俳優
この映画は彼の独壇場
共演のドヌーブもマルコヴィッチもかすんでしまう

オリヴェイラ監督の「クレーブの奥方」も観た
本当に退屈だった
キアラ・マストロヤンニの際立つ美しさが印象的で
あとは何だかもどかしく
貞淑すぎて理解が至らないというような
それなのに
やっぱりこの監督にしかありえない作品で
言葉にならないメッセージを受け取った気分になり
後悔がない

この家路同様
成熟した心の在り様を求める気持ちが芽生えたならば
いつか観る
いつか必ず観るであろう映画を撮る監督なのかもしれない

***
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