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LA DUCHESSA DI LANGEAISランジェ公爵夫人 
2009-05-04 Mon 22:35

~追悼 ギョーム・ドパルデュー~

ギョーム・ドパルデュー
スクリーンの中において
いかなる場面であっても
彼を追ってしまわずにいられない

↓続きは追伸をご覧下さい↓

苦悩と疲労に満ちた表情に
絶望を感じさせる背中を見せたかと思うと
野生動物のように突然荒々しく
そうかと思えば
子猫のようにしなやかで
少年のように純粋

思えば「めぐりあう朝」で初めて観た時も
「ポーラX」で彼の存在を心に刻んだ時も
ギョーム・ドパルデューは
その人自身が持つ全てを
演じながら投影させているかのような
生々しさを感じる俳優だった気がする

彼はもういない

彼の新しい作品を観ることができない

そのことが
こんなに残念だなんて

この作品の素晴らしさのほとんどは
彼の表情や仕草
佇まいにあった
原作は文豪の大作であるけれど
そこに血が通ったような気がしたのだから

残念なことに
リヴェット監督に賛成できないことが一つ
「恋ごころ」ではハマリ役だった
ジャンヌ・バリバールが演じた
ランジェ公爵夫人は
高貴で気高い社交界の華にあらず
将軍を惑わす妖艶と色香に乏しく
時にただ滑稽な
簡単で軽い滑稽さが過ぎる女性にさえ感じられた
歩き方 座り方 立ち方 に神経が行き届いておらず
恋のかけひきに興じるずるさも漂っていない
醸し出す優雅さも 抑制のきいた振る舞いも
姿を現さなかった
そして何より
複雑で深淵な情熱の滾りがあってこそ
成り立つものが歴然とあったのに

ジャンヌ・バリバールはパリの街を
不思議さん風に駆け回る
ちょっと手を焼く それでも憎めない
コケティッシュな女性がよく似合っているだけに
顎のあがった 簡単な目線の演技には
大変がっかりした

珍しくよくない評し方をしてしまうのには
勿論
ギョーム・ドパルデューの存在ありき

彼はモンリヴォー将軍であり
この作品でも彼は彼であったのだから
絶望と情熱 彼を観るといつもその言葉が浮かんだ
さようなら ギョーム・ドパルデュー
まだ30代 もっともっと沢山
彼の作品を観たかった
大切な作品をありがとう
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