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L'EVENEMENT LE PLUS IMPORTANT DEPUIS QUE L'HOMME A MARCHE SUR LA LUNE モン・パリ
2012-02-23 Thu 21:40

どの角度から見ても美しいカトリーヌ・ドヌーヴが観られました
美容室経営のマダムという役どころもあり
カラフルなアウターを着こなし
ブロンドに透明感のある白肌
気取った感じはなく若々しく
他の作品以上に!?美しさを感じました

男性が妊娠!?というストーリーだけに
よっぽどのドタバタありのコメディかな?との予想に反し
展開はあくまで淡々と

原題はモン・パリではなく
「L'EVENEMENT LE PLUS IMPORTANT DEPUIS QUE L'HOMME A MARCHE SUR LA LUNE」
「月を歩く男性以来の一大事?」といったトコロ?
人類にとって大事件が起こったことをテーマにしていることがうかがえ
作品後半の広がり 盛り上がりについて納得


▼続きは追伸をご覧ください▼
本作は1973年の作品
1970年代のフランスはというと
ウーマン・リブ フェニズムが開花
この女性解放運動とも呼べるムーヴメントが市民権を経ていった時代

驚くことに1971年
300人余りの女性が「私は中絶しました」という宣言を雑誌上にしたという事実があり
その中になんとカトリーヌ・ドヌーヴをはじめ
ジャンヌ・モローなど有名人が多数含まれていたという
カトリック思想の根強い国においてはかつて避妊も中絶も罪悪であったことをふまえると
センセーショナルな出来事であることはいうまでもなく

1974年頃になると女性政治家の存在も大きな要素となり国が動きだし
やがて中絶を認める法律が制定され
フランス人女性はこの時代に 自らの主義主張によって「産まない権利」を手に入れたという歴史がある

そんな1970年代の作品として考えた時
とても興味深いテーマであるといえる

1970年代に「産まない権利」を手に入れ
1980年代には働く女性への理解と支援の概念が母性の神聖化に異論を唱え問題となるも
フランス人女性たちはここでも「脱・母性の神聖化」を訴え
社会への進出を権利の一つとして主張し勝ち得ていく
これらの権利を得たことにより
逆説的に「子供は産みたい時に望んで産む」という自由を手にし
今やフランスは先進諸国の中では珍しく
出生率が伸びている国となっている

専業主婦が多いから たくさんの補助金がでるからという理由だけで
そのような結果になっているのではなく
歴史を紐解けば
子供を産み育て働く という自立と自由・平等を当然の権利として社会に求め
それに伴い
父性による育児への参加や企業の負担や理解、法整備など
フランス人女性が長きに渡るあくなき権利への主張によって勝ち取ってきた結果であることがうかがい知れる

本作では
男性が妊娠!? それを受けて
本人の戸惑いは勿論 周囲の反応の変化 仕事への制限 体調の変化など
妊娠した女性が経験する当たり前の事が
特別なこととして描かれている
でも 二人目が欲しいと思っていたのだから
望んで子供を産みましょうよ と夫婦は決める

子供を産み育てる
当然のように起こっている人類の出来事について
いまいちど深く考える良いきっかけになる作品(にしては軽いタッチですが・・・)として
妊婦さんがご主人と一緒に観賞してみる なんていうのはどうでしょうか?

※※※※※※※※
フランスの出生率上昇についての本であれば以下の書籍がおすすめです。
「産める国フランスの子育て事情-出生率はなぜ高いのか-」牧陽子
「フランスの子育てが、日本より10倍楽な理由」横田増生
「パリの女は産んでいる-恋愛大国フランスに子供が増えた理由-」中島さおり
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