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BROKEN FLOWERS ブロークン・フラワーズ
2007-01-14 Sun 22:09

数年前にコンピュータ関係の仕事で当て
そこそこのお金持ちになり
何不自由ない生活を送っている主人公
大きな家 キレイな部屋
ジャージ姿でTVを観賞
ご近所さんとも仲良く
恋人もいる

けれどその顔は冴えず
うだつが上がらない初老の男といった感じ
案の定恋人には去られ
ある日突然一通のピンクの手紙に翻弄される
20年前の恋人が自分に宛てたその手紙には
自分との間に実は息子がいて
父親探しの旅に出たと
もし訪ねたらよろしくというような内容

受け取った本人は興味もないそぶりで動揺の色もなく
いたずらだろう、とさしてむきにもならない

けれど
推理小説仕立てにしたがっている隣人にあおられ
母親探しの旅に出ることに
あおられたことはきっかけ
内心は定まらない感情で溢れている

その心が旅の最中に じわじわとあらわになる物語

*続きは追伸をご覧ください↓
主人公のビル・マーレイ演じるドンは
かの有名なドン・ファン(伝説のプレイボーイ)と一字違い
*ドン・ファンはスペイン語読みで
 フランス語ではドン・ジュアン
 イタリア語ではドン・ジョバンニ
 英語だとドン・ジョンスン になるらしい
ビル・マーレイの演技から!?
覇気のないおじさんオーラがたっぷり出ており
その表情を見るだけで人生の悲哀が感じられる
ややテンションの下がるスローテンポな作品

別れた過去の女性は様々な生き方を経て現在にいたる
住まい 会話 服装 目にするいろんなものがそれを物語る

かつて恋人だった女性が
まるで今の自分に問いかけてくるような
そんな気持ちの彼がいる

息子なんて・・・と思っていた彼なのに
一人旅の青年を見るたびに
彼が息子では?彼は自分を探しているのでは?という
一種の妄想めいた発想にさえ支配され始める

届いたピンクの手紙
その色が暗示のように彼の思考を敏感にする
かつての恋人の家に行くたび
ピンク色のあらゆるものが彼の目に留まる
彼女には息子がいるのか?
手紙を書いたのは彼女なのか?

謎解きの謎が解明される物語ではない
そうだったのか!というエンディングを期待するのであれば
がっかりするかもしれない

彼が当時付き合っていた女性の中に
一人だけ亡くなっていて会えなかった女性がいた
彼女の墓石の前で涙する彼の涙の意味が
もし深い意味あいのものであったなら。。
そう思った瞬間 印象的なシーンとなった

*冒頭ジム・ジャームッシュ監督のメッセージがこうあった
「ジャン・ユスターシュに捧ぐ」
ジャン・ユスターシュはポスト・ヌーベルヴァーグとして
期待され43歳で自殺したフランスの映画監督。
「ママと娼婦」という220分の長編は恐らく賛否両論。私にとっては忘れられない作品。だらだらと独白が続く起承転結の曖昧な内容だけれど20代で観て損など見当たらない作品。




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