sautet
http://eigature2.blog28.fc2.com/
World Wide Weblog
JAPAN
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

別窓 | スポンサー広告 | top↑
24 HEURES DE LA VIE D'UNE FEMME 秘密は誰かに話すもの
2007-04-16 Mon 01:46
邦題を目にすると
何かゴシップめいたひそひそ話しの軽薄さを想像しがち
観終わった後
原題「女の24時間」がまさにしっくり

物語は
古くからリゾート地であるリビエラの高級ホテルに
たった一人で宿泊し
カジノへ赴き大金を手にしつつも
驚きも喜びもしない そんな
ミシェル・セロー演じる老人の現在と過去を
行きつ戻りつ進行していく



この老人についての前置きが
実はとても深い意味を含んでおり
何故彼はリビエラに?
一人で?
そしてカジノに?
その大金は?
というような疑問を呼び起こす
その答えは老人が青年時代から誰にも話すことがなかった
秘密の物語に通じており
その扉は彼がカジノで出会う19歳の少女
オリビアとの出会いによって
少しずつ開かれていく

*続きは追伸でご覧ください↓
オリビアの登場により
原題「女の24時間」にあたる
女 が一人登場する
老人はオリビアとの不思議な出会いの24時間により
またオリビアは老人との不思議な出会いの24時間により
新しい自分へと誘われていく
出会う前とは違う自分へと

そしてもう一人
数奇な24時間を過ごす 女 の物語が
老人の思い出の中に生き続けていて
それは風化し色あせた様子などなく
まるで昨日のことのように
老人の口から語られることとなる

その女性の物語が現実だった頃
老人は少年から青年へと移行する端境期だった
そして当時
裕福な家庭に育った彼には
無気力 と言う名の虚無が取り付いて離れなかった

そして女性本人の口から語られた
その物語を聞くことにより
母親を頭ではなく心で理解するという術を手に入れ
色あせて見えていた「人と人との関わり」が
明確な色と温度を持ってして
彼の無気力を払拭して行った

ただし
一方で その壮大かつ深い愛に満ちた物語のせいで
青年の中に 愛情の基準 がそこに設けられ
その物語をほうふつとさせるような何か、が
自分には起こりえないことで起こる新たな無気力が
彼の何かを奪っていった

老人は青年時代に得たその物語
その秘密の話によって
人生を変えられてしまったのだ
そして人生の終末に近づいた頃
老人はその思い出の場所で
オリビアという少女に出会った

秘密 というと陰湿で隠密な感じがしたり
または隠蔽されるような重大事ととりがち
でもこの作品の中の 秘密 は
人に容易に語れないくらい
あまりに多くの思いを巡らせ
ピュアで一点の曇りもなくあぁ素晴らしい!と
驚嘆し憧れるようなものではないからこそ
誰にも話すことができなくなり
心に鍵をかけて封印した思い出=秘密 

*小説を読んでみたくなる作品でした。
活字からイメージすることで映画以上に感想が違ってくる作品だと思います。現代と過去の錯綜が若干スムーズではない気がしましたが、どうしようもない男だ、とわかっていても何とかしたい!と思い気がついたらブレーキもきかないくらい好きになってしまう女性の性っていうのは、根源的には「母性」?なんでしょうかね~
などと思いつつ、自分にも思い当たらないこともないなと思いつつ
(^_^;)

スポンサーサイト
別窓 | フランス映画 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<<9 lives 美しい人 | 映画徒然 | かもめ食堂>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 映画徒然 |
▼フランス映画通信
フランス映画通信

copyright © 2006 映画徒然 all rights reserved. powered by FC2ブログ. template by [ALT DESIGN].
/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。