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TEA WITH MUSSOLINI  ムッソリーニとお茶を
2007-04-30 Mon 04:30
戦争を伝える映画には
いろいろあっていいと思う

戦場のシーンでいかに武器や兵器をリアルに映しだしたとて
それが反戦の心を養う唯一の方法かというと
そうではないと思う

残虐で悲しみに満ちていることを
いかに見せるかということに終始して
逆にバーチャルな感じに仕立ててしまってはいないか
ゲームの画面と同じ世界が実際にあったという
そんな見せ方で終わってはいないか
時々不安になることがある

ライフ・イズ・ビューティフルは心にぐっときて止まなかった
そこまでのインパクトはないけれど
本作を通して
戦争が何を引き裂き 何を奪っていくのかという
そのメッセージは
深い悲しみや 恐ろしいほどの映像を介さなくとも
充分に伝わってきた

*続きは追伸をご覧ください
戦争は全ての尊いもの
素晴らしく なにものにも変えがたいものを
破壊しつくす
命 愛情 友情 芸術
そして歴史そのもの

「ムッソリーニとお茶を」という
一見物騒なタイトルとは裏腹に
そこココに散りばめられたウィット
それぞれの境遇の中で凛として生きるレディー達の心意気
それは爽快なほど

また英国人のレディー/マダムの代名詞のような
マギー・スミスの淑女ぶりが素晴らしく
芸術をこよなく愛し守り抜こうとする意志が漲る
ジュディ・リンチのパワフルな演技も秀逸

そしてなんといってもシェール!
彼女の存在感抜きにはこの作品はないという感じ

アメリカ国籍のユダヤ人 
ハリウッドで成功した大金持の女優という役柄
その生活は派手さを好み
名画を買いあさっては イタリアで豪遊といった生活

勿論イタリアに住む英国人淑女達には
鼻持ちならない存在

そんな淑女達が皆で育てるのは
シェール演じる女優の亡き親友の忘れ形見 ルカ

ルカの存在が
戦時下の中 祖国を離れイタリアで暮らす彼女達を結びつけ
友情の架け橋となっていく

淑女達はいつまでもムッソリーニを信じ
誇り高き芸術の国イタリアは
戦争になど参戦しないと信じて疑わない
また
芸術を愛し 人を信じ 愛に生きる女優は
愛した男は裏切らないと信じ
全ての財産と命を預け疑うことを知らずにいる

彼女達の運命
そして 
淑女達に争いや闘い 
私利私欲に踊らされることなく生きることを教えられ
シェイクスピアと芸術を学び成長したルカの運命は。。

観終わった後
シェールの名演と
淑女達の活躍を通し
女性の美しさの一つとして挙げられる
大事なものを見たような気がして清清しい

*シェールは元々歌手ですが(今でも勿論現役)
やっぱりニコラス・ケイジも出ている「月の輝く夜に」も素敵でした。マギー・スミスは「名探偵登場」というとってもマニアック!?な映画に出ていてそれを初めて見てから「なんて英国マダムのイメージ!」と思っていたら、ハリーポッターや「ゴスフォードパーク」でもやっぱりその通りの存在感。
ジュディ・リンチは「恋に落ちたシェイクスピア」の女王役がはまっていましたが、本作ではぐっと庶民的。
芸達者な女優陣の演技がたっぷり楽しめました。

*若干簡単な歴史の認識があったほうが物語を飲み込みやすいかも!?
三国同盟とファシズムくらいは要おさらい☆
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